2015年7月13日月曜日

現IMF総裁のクリスティーヌ・ラガルド氏が指示したタピ私設裁判のやり直しが9月29日に決定

まったく不思議なことだがギリシャの負債返還で今話題の人物である国際通貨基金(IMF)総裁のクリスティーヌ・ラガルド氏も起訴された事件であるスポーツ用品の世界的メーカーであるアディダス社長ベルナール・タピ氏と当時のフランス国営銀行クレディ・リヨネとの2008年の係争事件は、今年1月16日にパリ裁判所で再審を勧告し、国へ多額の賠償金403万ユーロ(約605億円)を返済することをタピ氏に命じていた。昨日7月10日のニュースではこの再審日が9月29日に決定したと裁判所が発表した。当時の仏大統領サルコジ氏は17回もタピ氏と会合していたことがわかった。その当時の経済相がクリスティーヌ・ラガルドさんで、彼女は正当な裁判所でこれを裁かずに、タピに有利なように私設の調停裁判を組織してタピも知古で贈書もしていたピエール・エストゥップ(Pierre Estoup)氏86歳のベルサイユ元高等裁判所総長ら3人にこれを裁かせていた。これが「タピ優遇私設調停裁判事件」だ。ラガルドさんの上司でもあったサルコジ前仏大統領がタピと頻繁に会っていたので、裏で工作していた可能性も高い。(パリ=飛田正夫 初出2015/07/11 9:41日本標準時)

 タピは裁判に勝利してフランス政府は多額の賠償金403万ユーロ(約605億円)をタピに支払った。金を上手に巻き上げることを知っている人たちだったと疑問視されていて、それでこのタピが勝利した訴訟判決が無効になった。が思いのほか早く9月29日にやり直し裁判が開始される。

国民は手品師や魔術師たちに目を塞がれ口を閉ざされてまるで奴(やっこ)のようにされてしまったような恐ろしい話だが、悪は顕わす人がいないといつまでも隠れてしまって、ひょっとして正義になってしまうということだ。是非とも国民の税金でもあるので、真実を明かしてほしい。そしたらギリシャへの支援ができるではないか。

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