パリ西郊外のピュトー(Puteaux)市のモデム党の議員であるクリストフ・グレベール氏は、同市のサルコジの「共和党」(Républicains)議員であるジョエル・セカルディ・レイノー(Joêlle Ceccaldi-Raynaud)さんの所持する金の延べ棒102本(102キロ)と現金約1300万円が、ルクセンブルグの銀行口座から密かに消えているとして、仏財務省に届け出た。グレベール氏によると、レイノーさんは議員職の他には事業をしているわけでもなく収入はないとしている。クリストフ・グレベール氏によると、選挙区がサルコジと同じだったことなどから、彼女を代理としたサルコジの隠し金なのではないかと推定している。レイノーさんはこの金の延べ棒はコルシカ島で教師をしていた母親の遺産であるといっている。小学校の教師がどうして35億円もの大金を遺産にもっていたのか?金の出所はどこか?などが疑われている。ラジオ・フランス・アンテーや真実を追うインターネット新聞のメディアパーが明かした。(パリ=飛田正夫 2015/09/19 8:32日本標準時)
小学校の教師がどうして35億円もの大金を遺産にもっていたのか?金の出所はどこか?などが疑われている。クリストフ・グレベール氏は、選挙区がサルコジと同じだったことなどから彼女を代理としたサルコジの隠し金なのではないかと推定している。
グレベール氏はこの事件は13年前にさかのぼりナンテール裁判所で3人の判事が扱ってきているが、このままだと掻き消されてしまうのではないかと心配している。
ピュトー市というのは、パリ西部近郊の副都心デェファンス地区の3つある1つで、サルコジが市長をやっていたヌィーユ市の隣り町である。
【参考記事】
Les 102 lingots d’or de Madame la maire de Puteaux
17 SEPTEMBRE 2015 | PAR YANN PHILIPPIN
La maire de Puteaux, Joëlle Ceccaldi-Raynaud, cachait 102 lingots d'or au Luxembourg
Puteaux, la maire et les lingots
Gaëtane Bossaert | 18 Sept. 2015, 09h57 | MAJ : 18 Sept. 2015, 20h39