21日のフランスの子供向けのニュースは日本のイルカ追い込み漁について話している。このラジオ・フランス・アンフォの番組は3,4人の子供たちの質問に専門家がマイクの前で答えるもの。今回は象や鯨など種の絶滅に瀕する生物や環境保護協会のフランスの老舗であるロバン・デェ・ボワが答えた。日本は30年代に経済包囲による食料難で食べるものがなくなって地方の人々はイルカを取って食べたのだという。現在は食料とするにはあまりにも汚染されているために余り食べる為に取ることはないという。70年代にはイルカの生け捕りしたものを世界中のイルカ浴槽に入れるのにこれが高く売れることでビジネスになった。イルカ漁は音波などでイルカを追い詰めて入江に入れて次の日に漁師が一匹一匹殺すという残忍なものだという。今は、イルカが直ぐに死ぬように首の後ろに針を指すがそうはいっても時間はかかるので、血が海に流れ出てそれが世界中のメディアの絶好の批判の種になっているのだと言った( (パリ=飛田正夫 2015年9月22日火曜日)
生きたイルカが遊園地のプールに連れられえてくると2000万円ほどになるという。イルカには100個程の歯があってこれはお守りやネックレスとして売られている。イルカの肉は昔はこれをとることにあったが、今は少なくなって来ているのは、日本人の食生活の嗜好がかわってきているためで、学校給食や高齢者施設、更には監獄などに配られているのだという。問題はイルカの肉が農薬や重金属などで高度の汚染を受けていて健康に大きな害を与えることが多くの研究でわかっている。
イルカ漁が集団的に行われるので、たまに一匹だけが逃げるということもあるが、それは偶然であって、全部捕まるか全部たすかるかだ。福島の放射能に汚染された海域にやって来るイルカは、食物連鎖によって危険な状態になっている。またこの狩猟のやり方は全部のイルカが標的にされる残忍なものだ。
1970年からフランスはイルカ漁が禁止されている。しかしながらイルカを取る漁師も稀にだがいる。イルカが網に掛かってきてしまう事故はフランスでもあり世界中であることだ。
【参考記事】
【参考記事】
http://www.franceinfo.fr/emission/france-info-junior/2015-2016/au-japon-la-saison-de-la-chasse-aux-dauphins-commence-16-09-2015-14-43
Au Japon, la saison de la chasse aux dauphins a commencé
FRANCE INFO JUNIOR par Gilles Halais, Estelle Faure lundi 21 septembre 2015
【参考記事】
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http://www.franceinfo.fr/emission/france-info-junior/2015-2016/au-japon-la-saison-de-la-chasse-aux-dauphins-commence-16-09-2015-14-43
Au Japon, la saison de la chasse aux dauphins a commencé
FRANCE INFO JUNIOR par Gilles Halais, Estelle Faure lundi 21 septembre 2015