2015年10月30日金曜日

サルコジの演じる「闇外交」「平行外交」を プーチンは受諾 オランド仏大統領を失う国家転覆の危険なテロ会談

大統領の如き随行員を多数つれてロシアのプーチン大統領を28日にロシアに訪問したサルコジはまるで、自分が現仏大統領であるかのごとき演出であった。ロシアやシリア問題が世界の話題になっている中で今週末の30日にはウィーンで国際会議が開催される。サルコジはその直前に仏大統領気分でプーチンとの会談を企画し、国際舞台に躍り出てみせた。なんの目的なのか、「闇外交」「平行外交」を展開した。この非合法でもある「闇外交」「平行外交」を真似たサルコジ前大統領のやり方に批判が集中している。(パリ=飛田正夫2015/10/30 14:13日本標準時 )


地球に二つの太陽が昇るとどうなるのか?一国に二人の大統領が出るとどうなるのか?一家に二人の主人がいるとどうなるのか?だれでもわかるはず。争いが起きる。それでルイ14世の双子説のように、二番目の息子を隠したのである。そういう事だから、サルコジのやっていることはフランスを二分する危険なマキアベリ的戦略をもてあそぶ反フランス、反共和国のテロリスト同様な存在を演じているのではないだろうかと思える


人気取りたがり屋の演技者サルコジは、逆にサルコジ「共和党」(LC)(前の国民運動連合UMP)内部からも、多くの批判の声が上がっている。


元首相でボルドー市長のジュッペ氏はサルコジのプーチン大統領との会談は良くないと批判していた。フィヨン元首相もいつもサルコジの金魚の糞みたいな存在だったが、今回はサルコジのやり方を厳しく糾していた。

「共和党」(LC)のルルーシュ議員のサルコジ批判なども取り上げて報道したのは、ニュースだけを一日中報道しているテレビ15チャンネルBFMTVであった。

視聴者の多くは、このテレビの勇気ある取材によって、サルコジを受け入れるプーチン大統領というのはフランス国の破壊に手を貸すテロリストなのかと疑ったものである。

ところが、サルコジの帰国後に同テレビに出演して、話していることが一向に自己弁護であって、時代錯誤のサルコジの状態であった。サルコジは、「フランス共和国には一人の大統領しかいない。それはフランソワ・オランドだ」とわざわざロシアまで行って、プーチンの前で話さなければならなかったというのはどうしたことなのか?

リビア空爆でも25万人も殺害し数百万のシリア人を難民にしてしまった独裁者アサドのフランス招待でも、この人の行動は後のことを考えないその場その場の思い付きで衝動的なプロパガンダの軽率なものが多いようで、それでつまづくのである。サルコジのプーチン訪問の政治的悪影響はまだ明確には顕れ出てないが、もうすぐ明らかになるだろう。

【参考記事】
http://franettese.blogspot.fr/2015/10/blog-post_0.html
サルコジの頭脳ゲイノ氏 フランスの裁判官は「変質者」で「精神分裂者」だと仏議会で発言

http://franettese.blogspot.fr/2015/10/blog-post_24.html
独裁者アサドをシリアに訪問 仏議員の不名誉な会見

http://franettese.blogspot.fr/2015/10/blog-post_28.html
プーチンと会談のサルコジ ロシア訪問は独裁者アサド支援が目的