▼ エクアドルで起こった地震は日本の九州地震の結果なのか?
―パスカル・ベルナール氏、両者は距離が余りにもはなれていて関係はない。エクアドルのはヒビが壊れそうになっていたものだ。これは50キロから100程の長さで、十年ほど前から壊れていた。実際には1世紀ほど前からそのヒビは始まっていたのが、突然に弾けた。
―ロバン・ラカッサン氏、大きな地震の場合には他の地震を引き起こす結果になる。そのメカニズムは次のようになる。地層のヒビ上の地震断層が周辺に力を変化させる。これが他のヒビ割れを引き起こす。これが日本で起こった地震のメカニズムだ。非常に距離があるような、エクアドルと日本との関係では物理的な純粋な反応の関係はわかってない。
▼ 他の地震が近い時期に、起こる心配はどうか?
―パスカル・ベルナール氏、一般的には、同様なことが起こる。エクアドルの場合は総ての専門家はマグニチュード7程度の反応が起こって来ると考えている。これはドミノ効果として、地震の滝とよばれるものだ。ビビが壊れるとそれは次から次へと変形させて、力が近隣のヒビに再分散されて、ヒビが振動で開かれていく。もしヒビが破壊限界を超えれば爆発する。
―ロバン・ラカッサン氏、日本での3つの大きな地震の結果はどうなったかというと、2つはマグニチュード6少しあり、もう一つが7,3あった。初めの2つは中心的な地震の前触れで予震と呼ばれるものであったと考えられている。この地震の後には多くの再震が続いている。
▼17日に南太平洋のトンガ島で地震に見舞われた。3月末にはメキシコでは火山爆発で溶岩が流れ出た。これらの出来事が繰り返されているがその間に関係はあるのか?
―パスカル・ベルナール氏、それらは偶然でしかない。会ったとしても最小限だ。いずれにしても、エクアドルの地震は起こることになっていた。これらの出来事は水滴がお盆に溢れ出たに過ぎない。一般的にはそれらの地震は、10キロないし100キロの距離で起こり、短い時間内で引き起こされる。一方、火山の噴火は遠い所の地層のひび割れとは殆ど関係がない。あったとしてもそれは5キロから10キロ内である。
―ロバン・ラカッサン氏、日本の阿蘇火山の場合には、近くに断層があって、これが若干熔岩に入っている。そのために噴火が地震によって動きだしたということは考えられる。また、逆に考えて、爆発する熔岩の深さが、ヒビ割れへと噴き出す力が変化して、地震をひきおこしたというように、逆に考えることもできる。その関係は研究者によって測量されている。エクアドルの場合には少なくともコントパックス(Cotopaxi )と一カ月前に爆発したツングラウアス(Tungurahua)など二つ以上火山が最近噴火していた。しかし現在の所はこの火山爆破と地震との直接の関係は無いと思われている。しかしながら地震と、地理的な関係は明らかにあって、太平洋冠造山帯に位置するその地層の動きが互いに衝突し上下に重なりあって、ぶつかりが限界を超えて振動を起こし地震と火山を同時に生んでいると考えている。
【参考記事】
http://www.metronews.fr/info/tremblements-de-terre-au-japon-et-en-equateur-ce-ne-sont-que-des-coincidences/mpdq!GybDz6Hox7MWc/
http://www.lemonde.fr/planete/article/2016/04/17/puissant-seisme-de-magnitude-7-4-en-equateur-alerte-au-tsunami_4903667_3244.html
http://www.franceinfo.fr/fil-info/article/equateur-ressenti-le-tremblement-de-terre-jusqu-quito-temoigne-un-ressortissant-francais-782979
http://www.rfi.fr/science/20160417-existe-il-lien-entre-seismes-japon-equateur