(パリ=飛田正夫15/06/2016 5:25:07 日本時間)14日夜にフランス北部のリールでロシア人2人とウクライナ人2人が違法武器所持と暴力の容疑で拘置された。15日のロシア対スロバキアのリールでの試合と、16日の英国対ガールとのランでの試合の為で、試合を応援するのではなく暴力を実行するために英国とロシアのフーリガンが集結していて、再度のマルセイユの惨事が準備されている。リールのフランドル駅周辺では既にビールに酔ったフーリガンが店先に陣を構えて、椅子やテーブルを飛ばし空き瓶を投げ合っている。ロシアの応援団は覆面をしていて対峙して数分だけ警察や起動隊の駆けつける前の衝突となった。負傷者は無かったもよう。
フランスでのサッカー欧州選手権(ユーロ杯)で英国対ロシアの試合が6月12日南仏のマルセイユで21時から行われたが、この夕刻に両国の応援団による激しい衝突が起きて35人が負傷し重傷が多数でていた。不思議なことにロシアのフーリガンが一人も補導されなかった。
14日になってロシアの応援団を乗せるバスがフランス側国境で発見されてもっか取り調べが行われていると同日夜のニュースは報じていた。
英国の大衆紙サンなどは、ロシアのフーリガンは選り抜きの鍛え抜かれた150人を選抜して送って来たという情報をビデオで流している。長期にわたりユーロ杯での暴力を目的に準備され訓練されてフランスに入り込んできたと見られている。ロシアでは今回のマルセイユのような暴動は簡単に統制できるらしい。フランスは大混乱になりこれに機動隊が放水車を出して対処している。
【参考記事】
http://www.nordeclair.fr/info-locale/lille-quatre-supporters-russes-en-garde-a-vue-trois-jna49b0n1165669
https://www.thesun.co.uk/news/1279129/russian-hooligans-held-x-factor-style-auditions-to-find-elite-150-to-fight-at-euro-2016/?CMP=spklr-_-Editorial-_-TWITTER-_-TheSunNewspaper-_-20160614-_-News-_-493502246-_-Imageandlink
http://www.20minutes.fr/sport/football/1865679-20160615-euro-2016-pays-comportent-comment-hooligans-russes