2016年6月29日水曜日

タルナック事件で パリ上訴院はテロ犯行視を放棄

(パリ=飛田正夫6/29/2016 8:44:11 日本時間)2008年のTGV超特急妨害事件にタルナック事件とうのがあったが、6月28日パリ上訴院はこれをテロリストの犯行として扱うことを放棄した。TGVのカテナーにコンクリート付き鉄棒を取り付けたとされるもので、事件はテロリストの犯罪としてコレーズ地方の山間で食料品店を営んでいた仏人青年グループらが逮捕されて調べられた事件は、当時の仏大統領サルコジや法務大臣ミッシェル・アイオ・マリ、警察やメディアなどが騒ぎ立てて、無理にテロリスト呼ばわりして造作したものではなかったかと疑問視されてもいた。政府やメディアの異常なまでの執拗さを感じさせた不思議な事件であった。今日のテロリストの事件とは余りにもかけ離れ過ぎていると判断されたものらしい。

主犯のジュリアン・クッパ(Julien Coupat)の家は裕福な家族で、友人知人らが講義のデモをパリ市内で政府の取り扱いに抗議していた。


【参考記事】
http://www.franceinfo.fr/fil-info/article/tarnac-l-abandon-des-poursuites-pour-terrorisme-confirme-801601
https://blogs.mediapart.fr/jean63/blog/011114/csoj-mathieu-burnel-groupe-tarnac-leur-cloue-le-bec-bruckner-lepage-et-les-autres