(パリ=飛田正夫)国内を分裂させることがサルコジやニュース市長クリスチャン・エストロジィによって、今回ニースでのトラック殺戮テロの事件の直後から、盛んに国家の警察配備が不備だったと市民やメディアを煽った動きがあったわけで、それに対しベルナール・カズヌーブ仏内相はこれらフランス連帯を破る一連の分断化の動きを、暗に批判しています。16日朝のダエッシュ(Daesh=IS)の犯行声明があったことの報告とともに、事実に基づく厳正と国家的連帯でなければならないと話した。これは「テロリスク」基金の創立者「テロリスク」(Terrorisc)の創立者アンヌ・ギィディセリ(Anne Giudicelli)さんが16日朝にテレビ(BFMTV)に出演し次のように話していたのと同様なことに気が付くのです。それは「ニースの悲劇でポリスの数が少ないとか批判しているが、そういう問題ではない。それらは事実と乖離した論議である」と発言し、サルコジの三面記事的政治家の認識で、人間の深い感情的悲しみに取り入っての政治的取り込みとフランスの分断化が批判されたのだということです。サルコジがニースでの事件が起こるや否やその犠牲者の羨望もまだわからない内に弔辞をツイッターで発表しサルコメディアがそれを吹聴した。日本の「朝日」などもサルコジのニースの教会ミサ参列を報道している。しかしこれはサルコジの演出に乗った誤った報道なのであり、市民はプロムナード・ド・アングレと呼ばれるトラックが花火を見に来た群衆を引き殺した海岸線の沿道にシャペル・アルダンを儲けて花束や蝋燭を献花して追悼をしたのであった。その人の数は今も絶えない。ニュースの真実というのは、これを言うのである。
カズヌーブ仏内相は、ダエッシュ=イスラム主義国家テロリスト組織(IS)は、フランスの分裂を狙ているのであるという事を発表しています。それならば、ドサクサに紛れてフランスを二分しようとしたサルコジやニース市長エストロジィはISと同じ行為を行ってフランスを二分し、自分の共和党(前の国民運動連合UMP)に釘付けしようと謀ったとも考えられるのである。
サルコジ前大統領にはそういう人間の悲劇などを利用した市民の不幸の感情を逆手にとっての政治的な取り込みが非常に多くみられるのです。トニー・メイヤーの女性殺人事件、モントーバン・トゥールーズ連続殺害事件、非常に多く特に若い女性の悲劇に乗り込んでの市民の感情を弄り回す、危険な人たちなのです。日本にはこういう政治家はいないようだが、ご存知のように宗教家はいたのです。(文字数 ;1238)(投稿日本時間 ;2016/07/16午後11時0分)