2017年1月20日金曜日

新米大統領トランプにフランス人の80%が世論調査で嫌悪

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎20/‎01/‎2017‎‎-23:25:41)トランプが新しい米大統領に就任することにはフランス人の80%が嫌悪しているのだと就任の前日19日に出た世論調査の結果を国営ラジオ・フランス・アンフォは発表している。アメリカの国民も分裂していてトランプの大統領就任に反対しているとフランスでは報道されている。暴力的で脅しもあってディプロマテックな外交によるのではなくて、力で解決しようとする反民主的がトランプの性格が心配されている。これには20日昼の「テレビ24」に出演した小説家で米国に詳しいドミニック・シモネ氏はトランプはポピュリストで少数派を大事にしない。ハンディキャップやホモや女性を蔑視していると話した。明日は米国だけでなく全世界中で反トロンプのデモがあるのだと説明している。世界はシリアの独裁者アサドの周囲にこれを支持するロシアのプーチン大統領やそれと親交を結ぼうとするトランプがいて、大きな流れとして非民主化が世界的な規模で広がる可能性が心配されている。


英国は欧州共同体(EU)の人権擁護の難民対策には金を出したくないとして、ここを離脱し自己の利益を防衛しようとして逆に泥沼に嵌って苦しんでいる。アメリカも人権を尊厳できないことになれば返って自国が苦しむことになるだろう。理由は総ての国主というのは例えアサドの様に自国の民を35万も殺している者でも過去にその因を積んで国主となっていると見るからだ。従ってその果が必ず報うのである。また報うようにしなければならない。

昨夜の21時からのフランス国営放送テレビA2やニュースだけを一日中報道しているテレビ15チャンネルBFMTVで報道された2017年の仏大統領選挙の社会党(PS)内代表者を決める予選選挙(プリメール)の第二回目のデバ(論争)の中で、このことが司会者から質問されていた。

これに答えたアルノー・モンブール議員は、アサドをオランダのハーグ国際刑事裁判所(ICC-CPI)で裁くと言っている。そしてモンブール氏はフランスの裁判所は不公平であってクリスチャン・ラガルド国際通貨基金(IMF)総裁などは有罪になっても罰金も実刑も無いと批判し、アサドをオランダのICC-CPIで裁くのだと宣言している。たしかにプロテスタントやカトリック教の神が裁かず、最高裁判所も裁かないのならICC-CPIでアサドやラガルドを裁くことになるだろう。それでもということになったとしても、彼らが国主となり社会の責任者となった因果によって裁かれるであろう。