2017年9月13日水曜日

国連安保理決議の燃料制裁では 北朝鮮の核ミサイル使用ストップには限界

(パリ=飛田正夫)先週の9月3日までに6回の核ミサイル実験を行った北朝鮮に対し重油や繊維などの輸出輸入規制を中心にした北朝鮮への制約的経済制裁が9月11日の国連安保理で全員一致で可決した。しかしながらこれで北朝鮮の核ミサイル使用をストップすることには非常に限界があるとされている。この制裁の鍵は、「平和的交渉解決」を求める友好国のロシアや中国が、ガスや重油を北朝鮮へ支援しないことにある。米国は、もし北朝鮮との最大の経済パートナーである中国が北朝鮮への援助を続けるならば中国への制裁も有り得ると宣言している。北朝鮮はこれに対し国の威信を傷つける決定であると厳しく批判している。北朝鮮は核ミサイルが米国への抑止力として機能することが唯一の国の独立を保つものだと考えている。2006年以来、今回で8回目の連続制裁に対しても、草をかじってでも核を放棄しないと言っている。一方、中国はアジア側の太平洋圏での米国の安全保障システムの展開には反対で、今後米国や韓国への経済圧力が強化されることがルモンド紙などでは予測されている。(日本時間13/‎09/‎2017-12:29)

リベラション紙などは北朝鮮の洗脳された指導者に先導された国民の悲劇を糾弾して書いている。しかしそれは非常に表面的な見方ではないか?北朝鮮の核が脅威ならば、すでに日本に原爆を落としかつ今も核を保有している先進諸国こそが狂っているのであって、それこそ核兵器を無くす制裁決議をすべきなのだ。それぞれに狂っているので人間を尊重できない国は原爆を落とすし、北朝鮮も、そして米国も原爆をまた使うことはあり得るからである。

この原爆や水爆の脅威を使うという誤った人間生命軽視を許す思想が蔓延っているのは、宗教・哲学が誤っているからで、この次元の解決なしには経済制裁では真実の解決は望めないだろう。(パリ時間‎13/‎09/‎2017-05:29)

【参考記事】
http://www.lemonde.fr/international/article/2017/09/12/sanctions-contre-la-coree-du-nord-la-chine-est-insatisfaite-de-l-acceleration-des-essais-nucleaires_5184483_3210.html
http://www.france24.com/fr/20170912-coree-nord-embargo-petrole-effets-limite-nucleaire-bombe-kim-jong-onu-etats-unis
http://www.lemonde.fr/international/article/2017/09/12/sanctions-contre-la-coree-du-nord-la-chine-est-insatisfaite-de-l-acceleration-des-essais-nucleaires_5184483_3210.html
http://www.liberation.fr/planete/2017/09/12/coree-du-nord-dialoguer-au-lieu-de-punir_1595883
http://www.lefigaro.fr/international/2017/09/12/01003-20170912ARTFIG00031-l-onu-adopte-une-nouvelle-serie-de-sanctions-contre-la-coree-du-nord.php

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