チュニジアといえば2010年12月17日暮れにマグレブ・中東世界を激震させる民主化運動の発火点であった。無免許の野菜売りの青年モハメッド・ブウアジジ氏は警察に咎められ商売ができないように行商の荷車を押収された。青年はこれに抗議して焼身自殺をはかった。独裁者ベンアリはサルコジを頼って一路フランスへ向かう。まずいと知ったフランスはこれを受け入れなかったためか、ベンアリは地中海上で方向を変える。あまりにも劇的なイスラム世界の急変化点であった。このチュニジアの民主化を嫌うイスラム国家テロリスト組織(IS)はチュニスにテロを送った。(パリ時間17/09/2017-05:57)