2011年1月1日土曜日

アフガニスタンで捕虜の仏人ジャーナリストはスパイ タリバンが仏政府は無責任と新年に

フランス政府はこれまでアフガニスタンで誘拐された2人の仏人ジャーナリストのステファン・タポニエー氏とエルベ・ゲスケィエール氏の釈放に楽観的で早々に自由になるとしばしば発言してきた。ところが1月1日に反政府勢力タリバンのザビウラ・ムジャイドスポークスマンはフランス通信(AFP)にフランス政府は釈放に当たりタリバンの要求を無視していて無責任だとの見解を示した。彼等はスパイでタリバン管轄の地域に無断で侵入し情報収集をしていたことが2人の所持品から推測できると宣言した。

同スポークスマンは「もしフランス政府が簡単な交渉を受け入れていたのならば、1年前に彼等は釈放されていた」といっている。サルコジ大統領は「テロリストの指図は受けない」との方針を語っていた。 

反政府勢力タリバンは4月のビデオ放映でタリバン捕虜との交換をフランスとアメリカに提案していて、もし受け入れなければ2人を殺害するといっていた。 

2人の「france 3」テレビのルポ・ジャーナリストは2009年12月30日に情勢の不安定なアフガニスタンのカブールの東60キロのカピサ山中で誘拐され誘拐1年目を迎えタポニエー氏の家族が政府の楽観視を批判していた。