2011年5月27日金曜日

ストロスカーン氏の弁護士、原告証言「突き崩す」有力な証拠を検事に提出

5月26日国際通貨基金(IMF)前専務理事のドミニク・ストロスカーン氏の弁護士は原告側の女性の証言を突き崩す証拠をあげて、「信憑性を著しく損なう証拠を手に入れた」とマンハッタン裁判所のウィリアム・タイラー検事とベン・ブラフマン検事に手紙で提出した。

ニューヨークのマンハッタンのソフィテル・ホテルで清掃員の女性がストロスカーン氏から性的暴力と強姦されたという訴えが出ていた。裁判は6月6日から開始されるため、弁護側が防御として使う証拠資料の為に詳しい内容はあかされてない。

26日夜のフランス国営放送・テレビA2も「ストロスカーン氏は笑って落ち着いて姿をみせた」とこれを伝えている。一方で、ストロスカーン氏が足にブレスレットをつけられて家からは一歩も外に出られない事。警察に看視されていて弁護士や医者などに会いにいく時か緊急時のみでしかもマンハッタン市内を出られない。それも6時間前に知らせる必要があると拘束されていることを強調している。さらにA2の現地特派員はストロスカーン氏の移転先のアパート内部をこまごまと撮影した不動産用のフィルムのようなものを流している。もし人が住んでいればプライバシー侵害にもなりかねないものだ。


これはメディアの騒ぎで住民が快くストロスカーン氏にマンハッタン中心街のアパート入居を受け入れてくれないために、ストロスカーン氏は倉庫地区が90年代に改装されて綺麗になっていた地区を見つけてそこに移転したものだ。


(参考記事)
La crédibilité de l'accusatrice de Strauss-Kahn prise pour cible | La Provence