2011年6月2日木曜日

仏元教育相で哲学者:フェリー氏が「小児乱交パーティ」を断言・・・パリ検事が調査開始 




リュク・フェリー氏はラファラン(元仏首相)内閣で教育相(2002-2004)を担当した哲学者でフランスでは誰もが知っている。2007年のサルコジ氏の大統領選挙を支援した。同氏は5月30日夜にテレビ局カナール+で、「国の最重要人物と、とりわけ首相」が、モロッコのマラケーシュで少年たちを捕らえて乱交パーティを行ったとペドフィリア(小児性愛)行為があったと話した。UMP与党内部では騒然となっていて具体的名前が誰なのかを要求する声が高まっている。

フェリー氏の発言の勇気を評価し最後までいうべきだと奨励するパイエ議員やジュッペ防衛相もいるが、フェリー氏は名前は今はいえないといっている。

モロッコのNGO非政府組織2団体「私の子供にさわるな」と「私たちの子供にさわるな」では裁判所に明解にするように告訴を提出した。

パリ検事はこの事件の調査を6月2日に開始した。

5月31日の「LCI.」ラジオではフェリー氏は繰り返して、人々に「国の最重要人」と理解されるが、どんな証拠もなくこの問題には証人がいないことを断言している。フェリー氏のいう「首相」というのは、ラファラン(元仏首相)時代の2002年よりもずっと以前のことだという。

社会党(PS)の上院副議長のカトリーヌ・タッサ氏は「許されないことだ」 「公的論議をこんな落ちた低次元のものにしたのは残念なことだ」と発言している。

共産党(PC)はリュク・フェリー氏を批判して、きちんと「いうべき内容をいわない」として最近のあいつぐ政治家の性的暴行事件にさらなる「有毒ガスを増大させる」ものだとしている。

サルコジ大統領の特別秘書であるアンリ・ゲイノ国家秘書官はストロスカーン問題やジョルジュ・トロンの性的暴力問題、そしてリュク・フェリーの話しなど見境いのない告発が道徳秩序を沈ませることを心配するといって批判しているという。

しかしフェリー氏自身は「自分がこの誰もが話さない問題に石を投じたことに誇りを感じている」と発言している。

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(参考記事)

Ministre pédophile : ouverture d'une enquête préliminaire - lesoir.be

http://www.ouest-france.fr/ofdernmin_-Pedophilie.-Deux-associations-marocaines-portent-plainte-contre-X-apres-les-accusations-de-Luc-Ferry_6346-1818569-fils-tous_filDMA.Htm