6月4日リビアでの北大西洋条約軍事機構(NATO)の空爆で英国のアパッチ・ヘリコプターによる攻撃開始を夜明け前に宣言した。標的はリビアのカダフィ大佐軍の軍用車や軍事施設になる。6月4日中国側は蜂起側の反リビア政府臨時国家審議会(CNT)の大統領ムスタファ・アブデルジャリリ氏と会いリビアの紛争を政治的に解決するよう、しかもリビアの市民によって決議すべきだと提言した。中国は3月に始め、リビア空爆が国連安全保障理事会で決議された時には拒否権は行使しないで棄権していた。ロシアも棄権したが現在は仏英と同じく空爆に賛成している。
英国はリビア空爆への参加はフランスに次いで2番目に早く3月19日だが、その時点で英国は5月末に4機の戦闘用ヘリコプターを配属することを発表していた。
NATOの軍事責任者はフランスが4機のタイガー・ヘリコプターをトネール(ヘリコプター用空母)に搭載することを明確にしていた。
ヘリコプターに頼る闘いが唯一の成功の可能性を証明することになるとNATOのリビア指揮官シャルル・ブッシャー将軍はいっている。これによりNATOはさらに柔軟性をもって市民を狙うのを攻撃でき、また住宅街などに隠れる敵の位置を標定できると評価している。
ヘリコプターに頼る闘いが唯一の成功の可能性を証明することになるとNATOのリビア指揮官シャルル・ブッシャー将軍はいっている。これによりNATOはさらに柔軟性をもって市民を狙うのを攻撃でき、また住宅街などに隠れる敵の位置を標定できると評価している。
「国連議決1973」は2011年3月17日に国連安全保障理事会で決議されたが、これはリビア市民を保護する決議で、リビア上空への軍用機を飛ばすことは、唯一市民を過たせる場合を除いては許してない。
リビアでの空爆が泥沼化していて市民がNATO軍に殺害されていることでこれを推進しているフランスの大統領への裁判が騒ぎになっている。
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(参考記事)
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