2011年10月17日月曜日

仏社会党大統領予選選挙の第二次決選投票は、オランドが当選

仏社会党大統領予選選挙の第二次決選投票でフランソワ・オランド社会党前書記長が16日19時で投票は締め切られ開票が始まったがまだ最終的な数字は出てない。しかし対候補者のマルチーヌ・オブリ社会党書記長がオランド氏の勝利を認めた。16日24時少し前の投票率はオランドが56.8%、オブリは43.2%であった。投票数は第一回目の投票数250万人を大きく超えるものと見られている。



フランソワ・オランド社会党前書記長(仏中央部のコレーズ地方審議会議長)は「フランス人の夢を私は讃える。その仕事が私を待っている。それは重く重大な任務である。私はニコラ・サルコジの政治を嫌い認めないフランス人の求める水準に達しなければならない」「私は人々の苦しみを見た」また、「不安…、日常の不安、失業、不十分な就業資格」を訴える、(サルコジの政治)を欲しない人々の怒りを聞いた」と話し、「今夜、私は大統領選挙候補の新任を得た。左派の勝利をなさしめる栄光の新任である」「私はフランス人がどんなにか待ち焦がれ必要としてきた対抗勢力による勝利を実現するだろう」と述べている。

夜8時のフランス国営放送テレビA2に出演したジャン・フランソワ・コッペ国民運動連合(UMP)議長は仏社会党大統領予選選挙の大成功を過小評価するのにやっきになっていて、社会党の候補者の幅が左右に大きく開いていることをモンブール氏とマニュエル・バルツ氏とを例にとりながら批判した。

これに対しては同席した社会党のスポークスマンからはプリメールができないサルコジは他の候補者を認めない非民主主義的なものでフランスの国民の要望に反するものだと指摘した。

バルツからは、検事総長や国営テレビ局長などの、いわゆるサルコジ大統領による任命などが指摘され民主主義の三権分立を否定する独裁的なやりかたが批判されていた。

問題はUMPが大統領候補者を選ぶ党内予選選挙(プリメール)をやれるかどうかであるが、これを2017年以降ならやってもよいが2012年はできないというのがサルコジやコッペ側の回答である。