(パリ=飛田正夫
2016/01/22 8:43日本標準時)2008年に隠されているとされたスイスのUSB銀行にフランスの持つ38000口座の足跡がフランス財政管理調査局(DNEF)によって発見された。総額120臆ユーロ(約1兆8千億円)の脱税が問題になっている。外国に口座を持つことは違法ではないが脱税の為にUSB銀行がフランスの金持ちのお客に税金がかからないうように指導・啓蒙していたことも問題になっている。1月21日の調査発表では口座の中では一口座で6000万ユーロ(約90億円)があった。
このリスト名簿はドイツでのUSB銀行の家宅調査の時に見つかりフランスとの協定でわかったもの。同様に2006年次にはフランス人の持つUSB銀行口座数は33000で、総額は152臆ユーロ(約2兆2800臆円)もあった。スイス最大のUSB銀行への脱税調査は2002年から開始されていた。フランス側の系列支店と共にUSB銀行は脱税の洗浄罪で軽罪裁判所に送られる。