サルコジ大統領はいまだにフランス大統領選挙への出馬表明をしないままでいる。そのため国内各地を選挙遊説をしていることが、社会党(PS)から批判されている。これは大統領としての訪問ではなく来春の大統領選挙候補者として遊説しているのだと野党は見て批判している。移動費など国の税金を使って自分の選挙活動をしているとする批判だ。それは、サルコジ氏の移動費用が、大統領として届けられていて、ニコラ・サルコジの大統領選挙運動としてではなかったと社会党の財政管理審議会議長でもあるヴァイヤン氏は指摘した。
フランソワ・オランド社会党大統領候補代理人を努めるダニエル・ヴァイヤン氏は、先週のトリカスタン原発基地へのサルコジ氏の訪問には多くの党員が参列しているが、彼らの移動費の出所を公開するよう要請している。この問題は11月30日夜のフランス国営放送テレビA2でも報道された。ユーチューブは、サルコジ氏が9月だけでも、ストラスブール、パリの東部のシャンパーニュ地方のコロンベ・ド・ドゥ・エグリーズ、ボルドー、アヴィニヨン、トゥールーズ…など10箇所ほども地方を訪問していることを報道している。
仏左派系知識人を多く読者に持つリベラション紙fr.が例として挙げられたのは、先週にサルコジ大統領がアビニョンの北50キロのサン-ポール・トロワ・シャトーのトリカスタン(Tricastin)原発基地やオランジュ付近にあるブイグの工場を訪問した事例である。
ここでの発言で、エコロジストなどの原発擁護者を批判して、中世の蝋燭の生活を好む者として扱った発言などだ。これは、大統領というよりも与党政権国民運動連合(UMP)の大統領選挙の候補者としの喧伝であったとされ疑問視されている。その模様は国営テレビA2でも大々的に報道されサルコジ大統領の選挙運動が開始されたと見られていた。
社会党(PS)の議員は、ニコラ・サルコジのやり方が大統領の地位の与える権力と公共財産の横領、選挙制度を破るものになっていると考えられると発言している。
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【参考記事】
http://www.youtube.com/watch?v=rzZC6qt_mkY
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http://www.liberation.fr/politiques/01012374808-nicolas-sarkozy-en-deplacement-chef-de-l-etat-ou-candidat