2011年11月28日月曜日

フランス人の思想・・・ステファン・ギィヨンが福島とサルコジの原発発言を語った

フランスの世相風刺の噺家であるステファン・ギィヨン氏を地方都市グルノーブルのジャーナリズムを専攻する学生が取材。その中で、最近のサルコジ大統領の原発絶対支持の発言を福島との関連でギィヨン氏が批判を加えている。左派系知識人を多く読者に持つリベラション紙fr.の文化欄「ラボ」に掲載されたのを紹介する。(顔と声が聞きたい方は以下を参照)
Guillon : «Deux quinquennats de Sarkozy c'est très très possible»


- もし、2012年度の仏大統領選挙で社会党(PS)のフランソワ・オランド氏が当選したら、それは解放ということなのか?

(少し笑ったが、しばらく、考えてから)

解放、私はそう希望する。そうだ。それを望んでいる。私は人々は本当に、なにかこれまで我々が被ってきた5年間の(政治)とは非常に異なったものを望んでいるのだと思う・

特に、はっきりしているが、より恵まれてない階級の人々ではそうだと思う。

最近に訪問した都市で、自分が確認したのは被害が広がっていることだ。特に(パリの東部シャンパーニュ地方の首都)ランスだ。この町は最近の数年、(政治・財政)危機によって本当に傷ついてしまった。


- ニコラ・サルコジのあと5年間の大統領任期は可能だと思うか?

ニコラ・サルコジの2回の任期は可能かということか?

(と質問を確認してから)

それなら、非常に、非常に可能である。

私は、人々は忘れることができるすばらしい能力を持っていると思う。私には納得できないことだが。

彼(サルコジ)はあらゆるものを絶えず悪く解釈しているので、たとえば、我々は2日前にはサルコジが原発に関する発言をしているのを見たが、まったくこの演説は驚くべきものであった。

原発廃止を要求する人たちを(中世の)蝋燭で暮らす人にして、彼らがフランスを荒廃させていると人々に信じさせようとしている。(サルコジは)唯一の解決は原発だとして、自然再生エネルギーを馬鹿にした。

特に福島だが、福島を覚えているでしょう。それは6ヶ月前の事であった。その当時は誰もみんな、もしこの事故がフランスで起こることを想定して話題にした。ところがそれは、忘れられたようである。(…)


【関連記事】

サルコジ主張:「原発廃止」が仏の「雇用破壊」?


【参考記事】
Guillon : «Deux quinquennats de Sarkozy c'est très très possible»