20日の日曜新聞(JDD)では待たれていたマニュエル・バルツ内相のレオナルダ事件に関するコメントが掲載された。「コソボに追放されたレオナルダさんの家族のフランスへの帰還はない」としている。これは、19日夜にオランド大統領がエリゼ大統領官邸からのテレビ放映でコソボへ追放されたレオナルダさん(15歳)の教育を継続したいならばフランスへ帰還することは承認するが、家族は受け入れないとする発言を踏襲するものとなっている。バルツ内相は青年たちの感情は理解するが、政治の舵はそれだけではできないと述べている。
バルツ内相は、「大統領の発言はレオナルダさんへの寛大な処置であった。家族はフランスに来ない」としてオランド大統領の決定は歓迎されるものだとしている。
フランソワ・バイル議長(民主運動モデム)は、オランド大統領のレオナルダ問題での判断は難しいものであったが感情に流されず正当なものであったと評価した。
19日にレオナルダさんはオランド大統領の宣言には満足しないとする発言をしている。フランスの新聞報道によれば高校生によるレオナルダさん支持のデモは一部の生徒によるものであって、高校生組合などではこれを支持していないとしている。