フランス人の81%が雇用を社会保障や治安や購買力よりも最大の関心事であると考えていることが12月末の世論調査からわかった。2日のRTLラジオのためにハリス・インターナショナル調査会社が調査したもので、もっかフランス政府が力を入れている治安は49%で第7番目でしかなかった。
雇用に次いでの関心は、社会保障で73%、購買力は68%、経済発展は58%、社会不平等が56%、公共赤字は54%、高齢者扶養が44%などの順になっている。
右派支持層の関心では経済発展を重視する者は70%と高く、次は公共赤字で66%、治安が60%となっている。
左派支持層の関心では雇用が最も高く89%を占めた。社会保障は84%、社会不平等が79%、高齢者扶養に49%であった。
エコロジストでは環境は65%で優先順では6番目でしかなかった。
世論調査はハリス・インターナショナル調査会社が2010年12月27日~29日、フランス人を対象におこなったもの。