2011年2月24日木曜日

サルコジの仏大統領選挙人気は最低調、社会党の4候補者が第2次決戦投票でも全員勝利の世論調査予測

2月23日に世論調査会社TNSソフレス社が発表した2012年の大統領選挙に関する世論調査によるとサルコジ大統領は第2回目の最終戦で社会党の4議員に完敗することが予想される。特にこれまではセゴレーヌ・ロワイヤル前大統領候補には勝てると見られていががこれも無理だと調査から見られている。サルコジ大統領の政治が現実から乖離したフランス人の要望を満たしてない浮き足立った言葉だけのものであるとの批判が数字に出たもので今後の出方ではさらにひどい結果が予想される。極右フロンナショナル(FN)のマリーンヌ・ル・ペンは17.5%と得票率をのばしている。ドミニク・ド・ビルパン前首相は、フランス現政権与党の国民運動連合(UMP)からの離党宣言が2月22日にあったばかりで、今後は与党内部の崩壊や離党現象が相次ぐことが予想される。またFNとの協力関係が恥かしいことだがサルコジ大統領の目標になりそうだ。


世論調査によると、第一回目の大統領選挙得票率はオブリ社会党書記長、セゴレーヌ・ロワイヤル前大統領候補、フランソワ・オランド仏社会党前書記長、ドミニク・ストロスカーンIMF専務理事(元仏社会党経済相)が出馬した場合ではそれぞれ以下の票のようになる。また第2回決戦投票の予想結果は右図のようになり社会党候補4氏が全員ともサルコジ大統領に勝利すると現時点の調査ではでている。 


1回投票 
 第2回投票
オブリ社会党書記長
24対サルコジ24
56対サルコジ49
ロワイヤル前大統領候補
19対〃 24  
52対 〃 48
オランド仏社会党前書記長
22対〃 23 
56対 〃 44
ストロスカーンIMF専務理事
29対〃 21
63対 〃 37

(数字は%)