2011年2月24日木曜日

フランステレビ局組合 が、人種差別発言のエリック・ズムー氏の退出要求

2月24日フランステレビ局の技術レジ関係のジャーナリストのグループの労働総同盟(CGT)が人種差別発言でパリ軽罪裁判所で有罪判決をうけたジャーナリストで時事評論家のエリック・ズムー(Eric Zummour)氏に対して公共放送機関にいつまでも居座ることはできないとしてサルコジ大統領の任命したフランス・放送局長のレミー・プフィマン氏に最終決断を求めでている。ズムー氏は「寝ない」(On n'est pas couché)というたいへんに人気深夜番組(A2)のレギュラー出演者である。

2月18日のズムー氏の裁判では執行猶予付きで2000ユーロ(約24万円)の罰金刑をうけているが禁固刑はなかった。ズムー氏は2010年3月16日のチェリー・アルディソン(Thierry Ardisson)氏の番組に出演してそこで「移民出身のフランス人は他の者よりもよく統制されている。それはほとんどの密売者は黒人とアラブ人だからだ」と発言した。以来、国際人種差別反対連盟や反ユダヤ主義(Licra)組織から起訴されてSOSラシズムも人種差別の中傷を告訴していたもの。