フランス自動車産業の停滞の原因は自動車買い替え奨励金の終了だけでなくて、日本の福島地震と津波で、日本でしか製造できない部品の搬入が困難になったことも挙げられている。
フランスでの自動車買い替え奨励金が終了した2011年は4月度に初めて新車売り上げ高は極度に低落した。政府の保護政策がなくなったことでフランス車に特に痛手がでた結果となっている。プジョー・シトロイエンPSAとシトロエンでは4月度は前年度比でそれぞれ21.1%、19.1%と落ちている。
政府奨励金は当初は1000ユーロ(約12万円)だったが2010年7月以降は年内に購入契約を済ませれば、車の納品が3月31までを最終日として500ユーロ(約6万円)が援助された。フランスの自動車産業全体では2011年の初めは生産が伸びたが4月に入り11.2%減少となった。
(参考記事)
http://www.france-info.com/economie-entreprises-secteurs-2011-05-02-forte-baisse-des-immatriculations-en-avril-533687-22-23.html