2011年5月1日日曜日

バグボ失脚に貢献のワタラ側蜂起の首領クリバリ(IB)は 共和国軍(FRCI)に殺害 

コートジボワール北部を拠点にしたアラサン・ワタラ側蜂起の首領であったイブラヒム・クリバリ(Ibrahim Coulibaly、 IB)氏がワタラのコートジボワール共和国軍(FRCI)に27日夕方に殺害された。IB氏は4月11日のロラン・バグボ前大統領の失脚に貢献したとはいえ、ワタラ新政府からは脅迫をうけていた。

ワタラ大統領が任命した首相ギヨーム・ソロ(Guillaume Soro )はIBのライバルで2004年にはソロ氏が唯一の蜂起軍指導者となりイブラヒム・クリバリ氏は追放されていたがコートジボワールの大統領選挙後の混乱で「陰の指揮官」として主要なリーダーの一人となって1月初めにはロラン・バグボ前大統領軍をアビジャンで襲撃したがその後は直ぐに自分の陣営である北部アボボ地方に退却していた。

27日朝にはロケット砲などの重装備でコートジボワール共和国軍(FRCI)はアラサン・ワタラ大統領の命令でIB陣営のアボボへの襲撃が開始され現地時間20時00分(GMT20時00分)ごろに隠れていた工場PK-18付近で殺害された。

コートジボワールの戦乱でアラサン・ワタラ側は3000人が死亡しているといっている。国連では1000人だとしている。犯行責任にかんしてはワタラ軍によるコートジボワール北部での大量虐殺が指摘されていて国際犯罪裁判所(C P I )に訴えるという動きがある。


(参考記事)


フランス通信(AFP) 28/04/2011 01h47