米下院がリビア戦争に反対 オバマのNATO支援に疑問
6月24日、米国下院は295票対123票で米軍のリビア参戦を共和党議員の圧倒多数で拒否した。オバマ大統領はこれで窮地に立たされるが民主党の多い上院ではリビア戦争への資金拠出が支持される模様。しかし米政府は北大西洋条約軍事機構(NATO)を支持しているにすぎないのだとの見解を以前から見せている。
米政府が先頭にたってリビア戦争を代理しようとはしていない。
フランスのサルコジ大統領が個人的に始めたリビアのムアマル・カダフィ大佐への戦争はフランス議会で決めたものではない。これまで多くの国や国際機関を巻き込んできたが、3ヶ月が経過して米議会はようやくその愚弄さに気がつきはじめたようだ。