2011年6月26日日曜日

オランド仏社会党前書記長、「普通の大統領」論義でフィヨン首相に反撃

6月25日、フィヨン首相は5月に(2012年の社会党大統領選挙候補者)がかりそめに発言した「フランスが必要なのは普通の大統領である」という言葉に対して、一戦を交えたものでオランド氏はサルコジ大統領との大きな違いは極端さと定見のなさにあると見ている。

「フランス・ソワール」によると、フィヨン首相は25日、パリのサルガボー会館での現政権与党の国民運動連合(UMP)の会合で演説し「最高の任務を普通の人では責任を負うことはできない」と批判した。

同日、これに対しオランド氏は巧みに反攻撃した。フランス中央のコレーズ地方審議会議長も務める同氏は先ずこのフィヨン首相の戦闘的な論議に感謝を送った。そして「私が数ヶ月前にいった言葉が命中していたということだ」と語ってパリ近郊のセーヌ・エ・マルヌ県のシェールでのバラ祭りのことに話しが及んだ。

ここでオランド氏は攻撃の角度を変えて長い説教じみた話しをせずに、フィヨン首相の言葉を「いいすぎだ」として返している。サルコジが大統領になって5年にもなるのにその政治のやり方に統一的な指導制と安定性がないことを指摘して本当にこれは異常なことではないかと指摘している。