7月7日、イエメンのアリ・アブドラ・サレハ大統領はイエメン国営放送テレビに一ヶ月ぶりに姿を見せた。大統領は焼けどで8回ほど手術を受けたが成功した。サウジアラビアのリヤドには首相のアリ・ムハンマド・ムジャワル首相も焼けどで手術を受けたがその様態については明解には話さなかった。サレハ大統領は憲法制度と法律の定める範囲での話し合いの余地があるとしているが今のところは帰国する予定はなく辞任する意思がないと15分間ほど話した。(JST 11/07/08/14:46)
サレハ大統領は33年間の独裁を続けているがイエメンを留守にした間をアブドラボ・マンスール・ハディ副大統領が協調政策をすすめる努力をしていることを評価している。しかしハディ副大統領は臨時的な代行で特に公式にサレハ氏から指揮権が委譲されているわけではない。サレハ氏の長男とその側近が軍隊と情報機関を統制している。
反対派は大統領の帰国を阻み臨時政府の交代を要求している。
1月から続くサレハ独裁を弾劾する抗議デモで首都サヌアの宮殿が襲撃された翌日の6月3日に隣国のサウジアラビア王国の病院で治療をうけていたとされていた。
顔は焼けどをしているのがわかる。頭部にはターバンが巻かれて長袖の白いシャツを着て画面には出演している。首都サヌアの空には花火が上がったとフランス通信(AFP)の通信員はいっている。
(※)これまでの経過 → イエメンのサレハ大統領が「重大宣言」 録音が両日中に発表
Jul-08-2011
(※)これまでの経過 → イエメンのサレハ大統領が「重大宣言」 録音が両日中に発表
Jul-08-2011
(参考記事)