2011年7月4日月曜日

オブリ書記長、社会党の立場を説明 ストロスカーンの仏大統領選挙候補を誰も反対しないと 


7月3日の夜のフランス国営放送・テレビA2に出演したマルチンヌ・オブリ仏社会党書記長はA2の司会者ロラン・ドラウース氏の質問に答えて、もしストロスカーン氏が2012年の大統領選挙に立候補者届けをだすのなら社会党の誰もがそれに反対はしないし、届出の期間も変更される旨を発言した。オブリさんだけでなく社会党の候補者全員が目指している価値感は全く此れまでに見られないもので、みんなで話し合いみんなで決めてゆくという民主主義の建て直しであり蝕んだフランスの再建というのが社会党の共有された価値として定着している。だからそれを決めるのはストロスカーン氏自身であってわたし自身ではないと社会党の再建する民主主義の基本姿勢を説明した。

オブリさんは社会党の候補者締切日を彼女自身の口から発言することではないのだといっている。オブリ書記長自身は候補の決意は重大で簡単に決めたことではないので今後もこれは何もかわらないと答えている。A2のドラウース氏はストロスカーンが立候補すればフランソワ・オランド仏社会党前書記長やオブリさん、セゴレーヌ・ロワイヤル予選候補者などが相互に対立する思惑を発言として引き出したかったようだが、オブリさんは逆にサルコジが国の借金を2倍にした。いるべき所にひとがいないなどと批判してドラウース氏の口を黙らせている。

この3日に立候補を宣言したオブリ書記長だが、夏休みはブルターニュやアビニョンなど地方を回り多くの人々に会う予定でこれは楽しいことだと張り切っている。バカンスも少しは考えていると話した。

今のところは社会党の候補者締切日は7月13日と前から決まっていて、ストロスカーンのニューヨーク裁判所の判決が出ると見られている日取りは7月18日だがこれは早まる可能性もありそうだ。

夏の選挙運動を終えて10月9日の第一次投票と必要があれば16日の第二次投票が予定されている。オランド氏などはストロスカーン氏のことを考慮して候補者締切日は変更してもよいが10月の投票日は変えないほうがよいといっている。

(参考記事)
Primaire PS: "personne n'osera" opposer à DSK "un quelconque calendrier", selon Aubry - actualités voila