2011年7月22日金曜日

世論調査はオランド57%、サルコジ43%、仏2012年大統領選挙予測 


 7月22日のフランス・ソワール紙は2012年度の大統領選挙の得票予測を掲載した。これは世論調査会社IFOPがおこなったもの。これによると社会党の前書記長フランソワ・オランド氏は選挙がもし日曜日に行われる場合には第一回投票で28%の得票率となりサルコジ大統領の23%に勝利する。第二次投票では「普通の大統領を標榜する」オランドは57%を獲得し、サルコジは43%で圧倒的なオランドによる大統領の粉砕となる。今回の結果は前回6月9日と10日に日曜新聞JDDがIFOP社に調査させた数字でオランダの投票率29をさらに上昇させるものになっていると調査会社の局長フレデック・ダビ氏はいっている。オランダの人気は特に65歳以上の層とドミニク・ストラスカーン氏に人気があったサントラル派だとも指摘された。(JST 11/07/22/22:21)

夏休み明けの10月9日と16日が社会党の大統領選挙予選候補の最終的な人選決定となるが、現在の社会党では一番勝利する見込みがある者を選ぶ方向で内部分裂を避けていこうというのが主流的な考え方だ。与党UMPはこれにゆすぶりをかけている。サルコジは4月中旬の調査では極右政党FNのマリーヌ・ペンに第一回選挙で敗北が予想されるという調査結果が出ていた。前回の大統領選挙2007年4月22日では31.1%あったがサルコジはそれにも及ばない状況だ。

 エバ・ジョリ欧州エコロジー・緑の党はニコラ・ユロに勝利して大統領選挙では7%の投票率が期待できるという。これは2002年の大統領選挙で5.1%を獲得したフランス南西部ベーグル市長のノエル・マメールの記録を大きく更新するものだとダビ氏はいっている。

また同氏は、エバ・ジョリさんは7月14日のフランス革命祭の軍隊行進の是非をめぐりフィヨン首相との間で激しい論争があったが、ぐらつきは全然見られないとしている。
 
サントラルは不明瞭で内容がよくわからない様相を呈している。ビルパン元首相は人気が低落している。バウロー元環境大臣も依然として不明瞭な姿勢だ。候補をいち早くなのっているモデム議長バイル氏は横ばいだという。

IFOP社の世論調査は1002人の18歳以上の代表から選挙登録をしている948人を元にしたもので調査は7月19日から21日にかけて行われた。

参考
http://www.francesoir.fr/actualite/politique/hollande-l-echappee-belle-120880.html

Sondage France-Soir : Hollande écrase Sarkozy au second tour de 2012