2014年1月8日水曜日

パリ郊外移民の町 トラップ派出所襲撃事件の発端カサンドラさんの被り物に ベルサイユ裁判所が判決

8日ベルサイユ裁判所はパリ西部郊外都市で2013年ラマダン明けの日7月18日の夜に、イスラムに改宗していたカサンドラ・ベランさん(20歳)は彼女の子供と夫と供に、彼女の母親の家で断食明けを迎えることになっていた。被り物ニッカブをつけていた彼女を3人の警察が検査したのに対し彼女が罵倒した。トラップの翌日7月19日は警察の派出所がカサンドラさんの夫を拘置所から釈放要求する群集に襲撃される事件となった。警察との衝突は夜まで続きその後の2日間は危険な状態となった。トラップの警察は普段から防備が厳重になされ鉄の棒の檻の中にある。警察は移民の住むアパートには危険だからといって近づきたがらない。

左派系新聞リベラション紙によると、カサンドラ・ベランさんの夫のミカエル・キリ氏もイスラム教徒に改宗していて、2013年夏に同様な警察のコントロールに抗議して3ヶ月の禁固を受けていた。

ことで執行猶予付き一ヶ月間の禁固と顔を隠す被り物ニッカブに対し150ユーロ(約19500円)の罰金刑が宣告された。カサンドラさんが裁判所に欠席していることが残念だと裁判長は行っている。なぜならばもし彼女が出席していれば「市民化スタジュー」を受けられたからだという。
カサンドラさんは憲法優先問題(QPC)が問題とした完全な顔を全部覆う被り物の廃止法(2010年10月11日法)は仏憲法審議会によってその要旨が承認されていたが、これを廃止するよう勧めたとされている。
2013年11月の裁判では顔を完全に隠す被り物ニッカブに対し150ユーロ(約19500円)と、罰金500ユーロ(約65000円)が出ていた。

警察側弁護士は「判決は政党でよい決定であった」「共和国憲法を破ることは許されない」と評価している。ところがパリ近郊都市警察組合書記長チェリー・マゼ氏は「公務員が公道で避難されている」「判決は不十分である」と言っている。
【参考記事】
Trappes: la femme au niqab condamnée, l’interdiction du voile intégral confortée
AFP 8 JANVIER 2014 À 09:58 (MIS À JOUR : 8 JANVIER 2014 À 12:35)

http://www.liberation.fr/societe/2014/01/08/trappes-la-femme-au-niqab-condamnee-la-qpc-jugee-irrecevable_971334