フランス人女性マリー・デデュー(66歳)さんは9月30日夜から10月1日にかけてケニアで誘拐されて、ソマリア側国境にあるラス・カンボニやバ・ジュバの村で捕虜になっていたが死亡したことが19日に発表された。死亡の正確な日付はわかってない。仏秘密情報局が救出に動いていたがすべて失敗したと仏国営ラジオ・フランス・アンフォによって報道された。
マリーさんは70年代のフェミニストで堕胎禁止に反対していた人であり、約15年前にケニアの海岸マリンディに来ていたという。
外務省のスポークスマンであるベルナール・バレロ氏はフランス政府が送った薬を誘拐者が彼女に与えてないために病気が悪化するという最悪の事態になったようだと記者会見で話した。マリーさんは心臓不全でガンもわずらっていた。そのうえ大きな自動車事故で歩行が車椅子なしでは移動ができなかった。
フランス・アンフォは、このような状態の婦人の状況を指してアラン・ジュッペ外相(前防衛相)は、「野蛮で暴力的な行為だ」と述べたと報道した。また、サルコジ大統領はソマリアへの薬品輸送を中止したと伝えている。(11/10/19-15:11-paris)