世相風刺の噺家であるステファン・ギヨン氏が左派系知識人を多く読者に持つリベラション紙fr.に15日深夜に短文を掲載しているので、紹介する。その中でギヨン氏は、「私は少し心配している」「私はメディアが、十分に哲学者のベルナール・アンリー・レヴィー(BHL)の行動を話したのかどうかと自問したのである」「彼は最終的な勝利にどのような所まで貢献したのか、人々は知っているのであろうか?」と、いっている。
何に対して疑問を持って書かれた文章なのかは、このギヨン氏の短文から明快だ。最近のことでいえば、「ベルナール・アンリー・レヴィー(BHL)」「行動」「メディア」「勝利」、そして「貢献」・・・これらのキーワードを繋ぐテーマはリビア反体制派の国民評議会(NTC)のベンガジ政府を支持してカダフィ大佐を空爆する計画とその実行のことであろう。ギヨン氏の意見をもう少し聞きたいところである。
ステファン・ギヨン氏とはラジオ・フランス・アンテールの番組を担当してブラック・ユーモワで有名だ。ラジオの独立性の喪失を指摘し抗議していたがサルコジ大統領から任命された国営ラジオ放送の総局長ジャンリュック・ヘス氏から解任された人だ。