14日、アラン・ジュッペ外相(前防衛相)はイランへの軍事介入はイラン原子爆弾計画で制御できない最悪の事態に我々が引きずり込まれると想定すると話した。欧州議会の外相会議でジュッペ氏は、先週発表された国際原子力機関(IAEA)の調査レポートで、「世界の安定と地域の安定のために危険である」という指摘からも明らかなように、イランは原子兵器を持ちたがっているといっている。軍事介入は最悪の事態の終始のつかない戦争に巻き込まれるといっている。が、これはリビアでの戦争を振り返っての発言としては、リビア戦争でカダフィ大佐への空爆攻撃がジュッペ外相抜きで、サルコジ大統領と仏の哲学者ベルナール・アンリー・レヴィーによって構想されて開始されたのとはかなり異なっているのがタカ派といわれるジュッペ外相の見解として興味深い。
会議ではイラン制裁の新たな方法の可能性を検討し続けていて、12月初めの次の会議で内容が具体化し適応を決めることになるだろうといっている。
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