2008年来イタリアの首相を努めてきたベルルスコーニ氏(75歳)は8日夜、ユーロ圏諸国財政危機の波及回避で10月26-27日に欧州議会で決めた方策決定の後の11月末に辞任をすることを受け入れたと、ジョルジュ・ナポリターノ大統領は同首相との会談後に発表した。8日のイタリア議会で政府の2010年の財政信任投票が過半数の308を割った。政府は市場の信頼も得られず支持勢力の北部同盟の反対も起こり、辞任を決意した模様。
パリ政治研究所のマルク・ラザール氏は「これが政府の終焉になることは間違いない」とコメントしている。