2011.12.08 フラネット(パリ通信)Télégramme
▼9日、ユーロ圏の財政危機救済のブリュックセル欧州議会ではで27カ国の内で英国が反対した。合意されたのは借金利率3%超えた場合には自動的に罰則を課すことだが、これは以前からあるもので特に新たな決定ではなかった。仏大統領選挙に出馬する立て共和国(Dubout la République、右派系)のニコラ・デュポン・エニャン氏は9日20時のフランス国営放送テレビA2に出演して、欧州諸国の借金と失業を増大させた責任者たちの会議が今回の欧州議会であった。彼らは失敗したシステムを隠して誤魔化しているということを国民は知らなければならないと話している。フランス労働総同盟(CGT)のベルナール・チボー議長は欧州の主要国の労働組合の代表がブリュックセルに今日から2日にわたり集会し現状分析と今後の闘いの方針を決める。今の欧州諸国の財政危機を作り出しそれを継続させ労働者をますます奴隷化させる体制を支持する会議であったと9日朝の仏国営ラジオ・フランス・アンフォに招待されて述べている。一方、クロアチアが6年間の交渉を経て2013年7月からスロベニアの後に28カ国目の欧州加盟国入りが9日の欧州議会では決まった。
▼9日、ロシアでは、プーチン首相側の下院選挙での勝利に抗議する反対デモが続いているが、与党統一ロシア党の当選者議員の中にはテニス世界選手権で優勝した2000年の世界ランキング1位のマラト・サフィン(Marat Safin)選手が当選していた。同氏は2009年以来テニス界を退いていた。
▼9日、レバノン南部のパレスチナ人キャンプに近い地中海寄りのチール(Tyr)の町で道路に仕掛けてあった爆弾が爆発してジープに乗っていた国連軍参加のフランス兵士5人が負傷しイタリア部隊の病院に運ばれた。この道路は国連軍が頻繁に使用していたという。調べによると爆弾は5キロで無線操作で爆発するようになっていた。