2012年5月1日火曜日

メーデー:労働に本物とニセ物を分断するサルコジ仏大統領、労相も躊躇・困憊 なぜそれが亡国の原因なのか?

サルコジは失言をすり替え言い替えて次のように呼びなおした。「真実の労働者の祭り」を開催すると。サルコジは5月1日に、国民運動連合(UMP)の支持者を集め仏大統領選挙の最終戦を極右派の国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペンのシンボルであるジャンヌダルク騎馬像のあるチュルリー公園近くで大集会を行うとしていて、そこでは「真実の労働者の祭り」をやるのだと数日前に発言していたからだ。5月1日のメーデーの朝、仏国営ラジオ・フランス・アンフォに招待されたグザビエ・ベルトラン健康相(労働・雇用・健康相)は、この最近のサルコジ仏大統領の失言に関し質問を受けた。


ところが、国民の労働に貴賎はなく仕事に本物とニセ物があるはずがなく、労働に本物とニセ物がるはずがないために多くの識者からサルコジの発言がおかしいと批判された。そのためにサルコジ陣営でも大統領の異常な発言に躊躇し困憊している。

仏国営ラジオ・フランス・アンフォでのインタビューは、フランス国営放送は最近サルコジ一色の独壇場であるが、その中で勇気ある発言を常にし続けているラファエル・ドイチマンさんによっておこなわれた。

サルコジが労働者の祭りである5月1日のメーデーを奪い取ってUMPの集会日とするために、また前言を「すり替え」て、後言で「言い替え」たその理由をベルトラン労相は答えられずにたじたじのていでドイチマンさんの前から退散したようだ。

このサルコジのやり方というのは大変に真言流の盗法と相似しているのであることが気にかかる。

それは発言や行動に、すり替えや言い替えが多すぎることだ。つまり嘘が多いということである。

5月1日のメーデーを盗み取って、自派の眼目とするやり方が盗人の法でありこれが真言の流れなのである。嘘もそのためにつくのである。これをやると亡国になるとは何度か指摘したとおりである。

サルコジ支持者の多くには、自分には仕事があるので、他の失業者や病気の者、年金生活者のめんどうはごめんだという主張がある。サルコジはそういうフランス人に人気があり大統領もこれらの人々をターゲットにしている。フランス国民の協調性を自分の票獲得のためにエゴイズムを顕在化を扇動して分断している。それでフランス人内部に対立が作らされていくわけだ。それが亡国の原因である。