13日ナンテール大審院裁判所で、350人が訴え長らく待たれたメディアトーによる薬害事件の公判がはじまった。この薬の使用で死亡した数は女性を中心に500人から2000人になるといわれている。メディアトーの薬を製造するジャック・セルヴィエ社長が初めて裁判所に顔を出した。国営メディアをその高齢(90歳)を強調して憐憫をさそっている。しかしメディアトー問題を初めて指摘したブルターニュのイレーヌ・フラッション(FRACHON)さんは裁判所が煙幕を張ってきたのであって、危険な毒を薬だといって偽り、誤魔化し詐欺を働いてきたのだと14日昼のフランス国営放送テレビA2で発言した。
同社の糖尿病治療の薬であるメディアトーは仏健康保険による支払いの待遇をうけてきた。食欲を減退させることから痩せるための薬としても使われた。危険性が指摘されながらも30年の長期に渡って使用されてきた。
驚くことにメディアトーは諸外国にも輸出されていて、このスキャンダルな事件がメディア化されてからも生産がストップされてない。セルヴィエ社は仏第2の製薬会社で成長は著しいものがあり不景気の中でも解雇がない。
採用は十分に事前に人物を調査して会社にとって問題のない者だけを受け入れるという。労働組合の存在はあり得ないのだという会社である。
【参考記事】
http://franettese.blogspot.fr/2011/01/mediator.html
「スキャンダル薬」メディアトー(Mediator) 安全は医者と政治家の権威回復で保障されるのか?
採用は十分に事前に人物を調査して会社にとって問題のない者だけを受け入れるという。労働組合の存在はあり得ないのだという会社である。
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