2013年1月24日木曜日

仏通信(AFP)報道 日本の密使アルジェリアへ 日本人9人捕虜殺害説明要求

日本人が9人捕虜殺害されていることなどフランスのメディアは関知してないようだ。フランスのメディア報道はここ3日前からアルジェリアでの誘拐者殺害事件は既に解決したかのごとく、仏人の犠牲者は1人だけだったとしアルジェリア首相は最終犠牲者数の発表を行ったとしている。仏政府も新聞もテレビも何事もなかったかのように完了した事件と見る不思議な状況になっている。外国人誘拐者の行方不明などは一切取り上げないで無視しているようだ。この事件の直前にマリの反テロ空爆をオランド大統領が指令を出して行った仏戦闘機がアルジェリア領空を許可を得て飛んでいた。この報復にテロリストがアルジェリアのガズ基地を襲撃し従業員らを誘拐した。今度はこれをアルジェリア軍特殊部隊が空爆するという無残な殺害事件が起きたわけで、フランスは無関係ではないはずだ。その中で、フランス通信(AFP)や一部左派系知識人を多く読者に持つリベラション紙など少数のメディアが、23日に日本の密使が説明を求めてアルジェリアへ来ていることを報道した。 
アルジェリア東部、首都アルジェからは1300キロ離れたリビア国境の町インアメナ(In Amenas)付近のティガントーリン(Tigantourine)ガス田基地には日本人は17人が就業していて捕虜にされた4日後にアルジェリア軍特殊部隊の襲撃戦で死亡した。襲撃では37人の欧米・アジアの外国人捕虜が死亡し29人の誘拐犯が死亡したと暫定的は発表があったが、依然として日本人1人やノルウェー人5人など多くの行方不明者と身元確認のできてない焼死体がある。

日本政府は「いかなる場合でも暴力に訴えたことは許せないことだ」と見ている。1人の行方不明者の調査と殺害された日本人9人の死亡状況を知りたいと望んでいる。

フランス通信(AFP)は安倍晋三首相が「優先はまず捕虜を救うことだ」と主張したことを掲載した。「日本人5人は、頭に銃弾を打ち込まれて半分が衝撃で凹んでいる」と写真からAFPでは判断している。

日本人生存者7人は、24日に日本の飛行機で帰還することになる予定らしい。