フランス自動車産業の中心プジョー・シトロイエングループ(PSA)は英国ロイター通信によると大きな財政困難にあって近く30億ユーロ(約3900億円)の資本増資を予定していると見られている。その半分をフランス政府が出資し、後の半分を外国に売るが、そこに中国の東風自動車会社がPSAに資本参入することになる模様だ。「東風」側の社長はこの情報を認めているという。2012年に比べて現在、自己資本に占める割合は25%で投票権は38%になっている。しかし最近、米ジェネラル・モーターズ自動車会社が7%のPSA資本を買っている。
このことは「プジョー」資本の中に中国が入るということではないのか?と論議さえているが、これに対し、アルノー・モンブール産業生産性向上大臣はフランス自動車産業の中心プジョー・シトロイエングループ(PSA)はフランス企業として残ることを約束した。ただ現在、PSAは非常に重大な困難に遭遇していてフランスでの10万人雇用と新たな雇用を打ち出す目標であると、どの工場閉鎖もしないという組合側の要求を考慮して、付け加えて同相は述べている。