2014年1月11日土曜日

「先祖の神話と原始信仰からヒント」デュードネの新作も反ユダヤ主義疑惑で上演禁止

ユーモリストのデュードネ(Dieudonné)の9日木曜日夜のナント市公演は仏国家審議会によって禁止されたが、10日金曜日夜のトゥール市公演もオルレアン行政裁判所が禁止している。デュードネ側では新しいスペクタクルを準備しそれを11日土曜日の14時からパリのバスチーユ近くのマンドール通りにある彼らの本拠地「マンドール劇場」(le théâtre de La Main d’or)で上演したいと発表した。しかしその数時間後にパリ知事は11日、12日、13日に予定されたパリでの公演をすべて禁止する発表を出した。11日夜のオルレアンでの上演は11日の11時に同市の行政裁判所によって決定される。

デュードネの作品「壁」の上演は反ユダヤ主義のアンチセミセィズムで怨念を引き起こすと判断されて禁止された。デュードネの弁護士の考えで、新しいスペクタクルを演じることになった。作品は3夜で作成されたという。「先祖の神話と原始的信仰からヒントを得ている」という。新作禁止の詳しい理由はわからないが、デュードネが演じれば反ユダヤ主義の上演になってしまう恐れを払拭できないということらしい。