2014年5月11日日曜日

仏でバルツ首相やオランド大統領が「奴隷制廃止記念日」否定の極右系国民戦線市長を批判

マニュエル・バルツ仏首相はパリの17区で5月10日の奴隷制廃止記念式典に参加した。バルツ内相はパリ北東郊外のビィレ・コトレ市の極右系国民戦線(FN)市長のフランク・ブリフォー氏がこの記念日を祝わない宣言をしたことに触れて話した。バルツ首相は「共和国を建設した人たちに追悼をささげることは共和主義者として当然である」「それを否定することはフランスが好きでない人のすることだ。自分の国を愛せないのだ。我々の国が嫌いなのだ」とブリフォー氏の発言を
ハイチ生まれの混血人では初の将軍で奴隷として生まれたアレクサンドル・デュマの父親の記念碑の前で批判した。
ビィレ・コトレ市には人権団体や組合の人々がブリフォー氏を非難しに大勢集まった。オランド仏大統領もこのブリフォー発言に対してコメントし、デュマ将軍を祝わうべきだと話している。