2014年5月15日木曜日

「メデアトー」薬害の責任をとると セルヴィエ仏製薬会社新社長が発言

セルヴィエ仏製薬会社グループ新社長オリヴィエ・ロロー氏は突然に同社の薬「メデアトー」で苦しんでいる総ての人に対し責任を取ると14日に発表した。「メデアトー」薬が原因で死亡した人は2100人ほどだといわれている。「メデアトー」の薬害を告発したのはブルターニュの心臓医イレーヌ・フラションさんで、これまでに10万人ほどが既に仏国家医療事故共催局(l'Oniam)に告訴書類を提出している。フラションさんはフランスの総てのメデアトーの被害者はl'Oniamへ書類を提出するように呼びかけている。


「メデアトー」は糖尿病薬としてだけでなく、食欲を減退させるために痩せる薬としても使用されてきた。

「メデアトー」社の創立者であるジャック・セルヴィエ氏が死亡して1ヶ月がたち、これまでに製薬会社と政治家の裏取り引きが暴露されて表沙汰し2人の大臣が辞任する事件が相次いだ。

「メデアトー」社による薬害裁判は2015年初旬に裁判が予定されているが、それに陰りがさしてきたためか今回の新社長の発表となったのではないか、セルヴィエ社は以前にも同じことを言っていたのであって、我々を懐柔しているのだとフラションさんは見ている。