2014年5月12日月曜日

ボコ・アランが高校女子生徒との人質交換をビデオで提案

12日、イスラム武装集団ボコ・ハラン(Boko Haram)がフランス通信(AFP)に挑戦的なビデオ映像を送ってきた。そこには、4月14日にナイジェリア北部のシボック(Chibok)の高校から誘拐された276人の女子高校生が映っている。そこで、ボコ・ハランの首領アブバカー・シェカウは女子生徒との人質交換を提案している。映像の日付けや撮影場所は示されて無い。ビデオに映された女子高生はすべて全身をベールに覆っている。ボコ・ハランの首領は、彼女たちはイスラム教徒に改宗されたと説明している。ビデオ映像は12日昼のフランス国営放送テレビA2でも放映された。

この事件は単に誘拐事件としてだけではなく、人身売買事件と奴隷的人権違反の問題として世界中に大きな反響を呼んでいる。女生徒たちはイスラム教徒への改宗や強制結婚、奴隷として売買されていて、この状況をいち早く世界に訴えたのはフランスのオランド大統領であった。

彼女たちの内の3人が話している。その内の二人は自分たちはキリスト教徒だったがイスラム教徒に改宗されたといっている。あとの一人は前からイスラム教徒であったと答えている。

シボック(Chibok)地区はキリスト教徒が多く住んでいる場所である。50人近い女性とは輸送中のトラックを飛び降りて逃げるのに成功したが、223人の女生徒はいまだにイスラム武装集団ボコ・ハランの手中にあり釈放されてない。