2014年6月18日水曜日

報復リンチで瀕死のロマ人少年 パリ近郊スーパーのカートの中で発見 

17日に、ロマ人の少年がリンチにあって瀕死の状態でスーパー・マーケットの買い物カートの中で見つかった。少年は16歳でダリウスといい、パリ北近郊の国道1号線沿いにあるセーヌ・サンドニ市のピィエレフェット・シュール・セーヌの詩人地区(Cité des Poètes)にあるロマ人キャンプに住んでいた。この近くで空き巣を働いたとして報復リンチを数人から加えられた模様。バルス仏内相やオランド仏大統領が厳しくこれに抗議した。組織だった殺人容疑として調査が開始されている。事件は二つの集団対立から発しているのではなくて、個人的報復リンチだと見られているようだ。少年は泥棒の再犯者で警察に知られていた。最近、この地区では車の窓ガラスが破られて盗難の被害にあっていてロマ人への敵意が高まっていたという。少年はこの事件での泥棒容疑で警察に捕まったばかりであった。

もっか少年はパリ北駅近くのラボラジェエー病院に運ばれて治療をうけているという。

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