仏で財政難の党が４億５千万円を密かに融資 ビグマリオン隠し金２５億円のおすそ分けか
２０１２年の大統領選挙運動の直後、サルコジ氏の政治母体であるフランス国民議会連合(UMP)は党の財政欠乏を訴えて倒産を救うサルコトンなるサルコジ支援の募金まで行いUMP党員から金を集めたが、同選挙直後にコッペ議長側近のクリスチャン・ジャコブ議員に対しては、UMP党は、300万ユーロ(約４億５千万円)を密かに融資していたことが６月２１にわかった。政治の真実を追うネット・新聞「メディアパー」が明かした。
このサルコジ氏の大統領選挙運動ではビグマリオン（Bygmalion）社の上乗せ請求書の支払に誤魔化しが指摘されてコッペ国民運動連合(UMP)議長は２０１４年６月末に辞任した。もっかサルコジ前仏大統領の運動資金でビグマリオン社に支払われた違法隠蔽不正資金の行方が追求されている。それとの関係で、サルコジやコッペ周辺の人物に金が流れたのではないかと見られている。たこの足のように今後は多くのUMPの名前が挙がってきそうだ。
