2017年9月18日月曜日

トロンプの移民排斥に カルフォルニアで人間の価値に基ずく移民保護への動き

(パリ=飛田正夫)16日州の議員は、米議会審議終了の数時間前に、トランプ米大統領や共和党議員らがメキシコ人は泥棒で犯罪者だと形容して国境に壁を建設して労働許可証を持たないサンパピエを弾圧し排斥を強行している。その中で米上院は数カ月前から議論されている「SB54法案」を可決させた。これは米国連邦警察と地方警察とが移民との接触を制限するもので、例えば交通違反をしても、違反者に警察は米国移民の滞在許可証の提示を要求できないというものだ。この条例は「カルフォルニア人の価値に基ずく法」と呼ばれていて、移民保護の動きを示すものだ。反対者は、これはカルフォルニアの安全を脅かすものだと言っている。議員たちは、カルフォルニアは「神聖な不可侵の州」なのだと宣言している。(日本時間;‎‎‎18/‎09/‎2017-07:53)


カリフォルニア州は3900万人の住民がいて米国最大で38%を占める。サンパピエは米国全土で1100万人ほどいる。カルフォルニア州でのサンパピエは270万人で州人口の6%だ。
移民の多くはメキシコからやってきて、農業や建設、家政婦、子供の世話、高齢者の看護、園芸、引っ越しなどに従事している。

120億ドル近く彼等は住民税を毎年支払っているが、それで見返りは国から何もないと怒っている。彼等は自分の故国を去ったのは、自分達の将来を考えるとそれ以外に選択の道がなかったからだという。有る婦人はトランプは毎回食べる野菜や果物は移民が収穫したものであることを知るべきだと言っている。。(パリ時間;‎‎‎18/‎09/‎2017-07:53)

【参考記事】
http://www.lemonde.fr/ameriques/article/2017/09/17/la-californie-se-declare-etat-sanctuaire_5186982_3222.html
http://www.ladepeche.fr/article/2016/06/26/2373407-californie-reve-americain-tourne-cauchemar-papiers.html