2014年9月19日金曜日

フランス人初の感染 エボラ出血熱 仏健康相が医薬使用を公認

国境のない医師団(MSF)のアフリカ支援に参加していた女性がエボラ出血熱に感染。フランス人では初のエボラ出血熱の感染者となった。18日から19日の夜にかけて米国の特別機でフランスへ移送された。マリゾル・トーレーヌ健康相は19日朝にラジオRTLに出演し、「今日からエボラ出血熱に感染した人を治療するために予定している薬の使用を公認する」と発表。

飛行機は18日朝1時30分ごろにパリ西南部郊外のビラクブレ軍事飛行場に到着し、パリ東環状線にあるサンマンデ・ベガン病院へ向かった。

エボラ出血熱はリベリア、シエラレオネ、ギニアなど西アフリカを中心に襲っている流行病で感染して死亡した数は世界保険機構(WHO / OMS)によると2461人を超えている。今のところ決定的な対抗ワクチンが開発されていないがフランスの医師団では死亡は食い止められる医療条件がフランスには整っているとインタヴューで答えていた。

MSFでも患者の詳しい情報は保護のために公開していない。