2014年11月12日水曜日

嘘は誰が何のためについているのか? フィヨンとジョワイエにサルコジも混じって 仏政治家の嘘

嘘を誰がついているのか?フィヨン元首相なのかそれともジョワイエ大統領官邸総書記長なのか、何のための嘘なのか?今のところはわからない。サルコジは自分の選挙地盤である国民運動連合(UMP)を分裂させようとする国家の陰謀だとして10日ノルマンディのカーン市で演説し厳しくジョワイエは嘘をいっているとサルコジは主張。サルコジのカーン訪問は2012年の仏大統領選挙の直前ににサルコジは嘘をつき原発基地事故のあった場所を訪問したのだと繰り返して嘘を語った。その場所がこの同じカーン市である。サルコジはジョワイエの嘘は陰謀だとして批判したのもまたカーン市であるのがおもしろい。このフィヨンとジョワイエとの事件の誇大化で肝心のサルコジ仏大統領選挙運動資金での二重帳簿使用ビグマリオン事件や2012年の仏大統領選挙での仏大統領選挙運動許容額のUMP違法支払い事件がどこかに吹き飛んで見えなくなっている。一番これで助かるのはサルコジなのである。


6月24日に二人は大統領官邸エリゼ宮殿近くの高級レストランで昼食をした。このときにフィヨン元首相が「急いでサルコを叩かないと、彼が戻ってくる」と裁判の進展を催促したのだとルモンド紙の2人のジャーナリストとのインタヴューで話したこと録音がのこっている。

ジョワイエ氏も当初はフィヨン同様にサルコのことは何もいわなかったが、その後に意見を変えた。ルモンド紙のジャーナリストに語ったことを認めている。

フィヨン元首相はジョワイエ氏との昼食で、サルコジ裁判に速度を加えるように裁判所へ働きかけを仕向けようとした覚えは無いと主張し続けている。