2014年11月10日月曜日

フィヨンのサルコジ狙い撃ちジュイエ会見は偽装 司法介入させオランドを落とす策略か

9日午後にフランス通信(AFP)に対して、ジャン・ピエール・ジュイエ大統領官邸エリゼ宮殿総書記は、6月24日にフィヨン元首相と昼食会談した折にフィヨンは、「サルコジを狙った裁判を急ぐように」と総書記に催促して語ったのだと説明した。特にサルコジの2014年の仏大統領選挙での二重帳簿支払いを組織したビグマリオン(Bygmalion)事件と、同選挙運動許容額超過の罰金をサルコジは払わないで、その支持母体の国民運動連合(UMP)党が代行して支払った違法な問題を、フィヨンが持ち出したことはジュイエを驚かせたという。しかし大統領官邸エリゼ宮殿は、2012年以来これに関した司法への介入などは何もしていないことを証言している。政府の司法介入は違法でサルコはやってもオランドはやらないからだ。
裁判所はすみやかに事件を裁かずに時間を遅らせてずるずると延長していると、その間に新たな介入により新たな事件を造作して上乗せし本来裁かれなければならない筈の事件を忘れさせ隠蔽しようとする者もでてくることになる。

このジュイエ氏のルモンド紙の2人のジャーナリスト(「サルコが私を殺す」の著者)への証言は録音されて所持されている。